また痛ましい事件が

　大手スーパー内で刃物を持った男が無関係の人に暴行を加え死傷者を出すという痛ましい事件が起きた。今回の犠牲者が非力な乳幼児と言う事で子どもを持つ親としても素通り出来ない事件でした。
　犠牲になったお子様のお母様も自分が傍にいて助けきれなかった事に大変心を痛めておられるかと思います。私ごときが偉そうに言える立場ではないかとは判っておりますが、どうか「あの時間帯に買い物に行かなければ・・・」「あの時間帯にあの売り場にいなければ・・・」等というご自分を責めるお考えにだけはなって欲しくないとお伝えしたいです。また、身近の方々もその様な考えを絶対に口にしないで欲しいと強く願います。
　悪いのは犯行を起こした人なのです。

　余談ですが、私は以前からいざと言う時には凶器にもなる刃物などが簡単にお店で手に取れる環境に不安感がありいくつかの店舗にその点を問い合わせていました。
　大体のお店では台所用品売り場の所にケースに入っているとはいえ子どもでも簡単に陳列棚から手に取る事が出来るし、しかも売り場が意外と店員の死角にある事が多く万が一盗まれたとしても迅速に対応出来る状態とは言い難い状況だったのです。
　しかし、店舗側からの回答では無回答（要は無視、ですね）かあっても「店内には警備員を配置しております。お客様の考え過ぎです。」と言う様なものでした。今回の事件が起きた時は「やっぱりあり得るんじゃない」という気持ちも正直ありました。
　今回の事件を機に「凶器」となりうる商品の陳列・販売方法の見直しが少しでもあってくれる事を願っています。
　
　今回の事件の犠牲になってしまったお子様のご冥福と御家族の方々の心の傷が少しでも軽くなる事を心よりお祈り申し上げます。